2020年12月 社会人落語日本一決定戦が終わりました。

2020年12月13日
大阪府池田市の社会人落語日本一決定戦
今回はとりあえず納得できるレベルに仕上げたつもりでしたが、予選敗退しました。
残念でした。決勝の舞台が、仕上げになるような話だったので、料理の最後の塩ひとつまみ、が出来ないような、そういう残念さがありました。

同会場から、関大亭豆蔵さんが決勝へ進みました。
豆蔵さんの「ん廻し」は稽古段階では見ていて、同会場から一緒に決勝へ上がりたいねと言ってたので、嬉しかったです。
自分が行けない残念な気持ちより、嬉しい気持ちが前に立ちました。

それは、豆蔵さんがよい出来だったとか、友達だからとかいう問題ではなくて(→失礼?)
だれかが、「本気で悔しがるような人と戦いたい。」と言ってたけれど、どうなのかな。
私は残念だ~!と思っている時って、自分自身も、また、おそらく他人も「いけるぞ!今回は!」と思われてない時のほうが、だれかに認めてほしいという気持ちが勝って、どうやらがっかりするようです。
去年もおととしも一昨々年も、当日まで仕上がりきらないまま持って行きました。

今年は仕上がってました。
相方は「今年は決勝には行けない」と言い切ってたので、人から見たら仕上がってなかったのかもしれませんが、私的には仕上がってました(笑)。
何をもって仕上がりというのか微妙なのですが、落語のネタが自分の体に入っていた。
だから、うーん。ネタ自体があまり審査員にヒットしなかったのかな。
まあ、それも含めて仕上がりというなら、相対的にイマイチだったのでしょうね。。
でも、シンプルに「ああ、ダメだったか」というのと、シンプルに「お!豆蔵さん行ったか!!ヨシ!」が別に二つ心にありました。

決勝の舞台では、稽古仲間の豆蔵君が優勝しました。
1000名以上入るホールで、、毎年前の方で応援しますが、今年は指定席だったので後ろのほうで見ていました。
仲間なので、稽古で出していた時より、どう仕上がったか?という目で見ます(おそらく稽古仲間みんなそうだとおもいます。)。

豆蔵さんのいい所が全部出ていた。
他人思いなところも、読書家で音楽好きで色んな情報を常に集めているところも、声が通るところも、目尻に皺がある優し気な目も、まじめに取り組んで一つでも多く声がかかれば(かからなくても企画したりして)高座にあがってきた事による落ち着きも、全部出ていた。
いつもは、もっとがむしゃらに前へ前へ出るのに(そこがいい所でもあるのだけど)、そういう力が入った所もなく抜け感まであって、でもプロとは違う(プロっぽさみたいな色を纏ってない)良さも出ていました。

不思議なもので、大きな賞を取ったのに、「おめでとう!凄いやん!!」と言えなかったのは、この受賞がとても自然に手に入ったように思ったからです。なんだかとても自然な出来事に思えました。

思い返せば、、、(つづく

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千壱夜舞歌(せんいちやまいか)

Author:千壱夜舞歌(せんいちやまいか)
落語を趣味で楽しんでいるだけのもの。
プロの落語家さんとは全く異なる修業もしていない、ただの素人です。
『登場人物に虎がいれば虎柄、金魚がいれば鱗柄の着物で出るビジュアル系。
 関西出身・上方落語。』

普段は公民館などで無料で落語を披露させて頂いています。
下は華やかな舞台に出演させていただいた記念に、1つだけ貼らせてください。

【地獄八景亡者戯(前半)】

※三味線は夫。太鼓は夫の従姉妹。

◆米朝師匠の好きな言葉
<その1>
噺家になったのは好きやからということもありますが、一人でやる芸で、衣装も大道具もメーキャップもなしで、それでいてドラマのような世界が描ける、それに魅力を感じたからです。
私の描いた世界と、受け手の世界が一致する。そのときは冥利を感じます。

<その2>
「あんたには、それが見えてなはんのか?あんたに見えてないもんは、お客さんにも見えませんのやで。」

◆自分から自分へ
腹を括れ。落ち着かないと半人前以下。

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