学芸大学駅 【吠える狸の落語会】

20191207チラシ決定稿
たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか  河野裕子
【歌意】たとえば君、ガサッと両手で落葉をすくうように思いきって私をさらって行ってはくれませんか(いつまで態度がはっきりしない男でいるつもりですか)。
「君」は恋愛感情を抱いている男。「私」に対するあなたの気持ちをはっきりして欲しいという思い。受け身の言い方ではあるが、逆に自分の思いを相手にぶつける若い力を感じる。
白馬に乗った王子が「私」をさらうのとは違う。白馬に乗って王子に抱きつき、颯爽と駆けて行くのとは違う。「私」はそんな格好良さを求めているのではない。あたり一面に広がる銀杏の落葉。それを両手を広げてガサッとすくったとき、どれぐらいすくえるだろうか。すくったはずの落葉は両方の腕から次々と零れ落ちる。手元にはほんの数枚の葉しか残らない。しかし、最後に残った数枚の葉が「私」なのだ。全てをすくえることはできないが、すくおうという思いがあれば大切なものは必ず手元に残る。どうか勇気を出して、零れ落ちることを恐れないで、落葉をすくってほしい、私をさらって欲しい、そんな歌である。
アマチュアの落語。最初から最後まで完璧に演じることはできない。そもそも、プロではないのだから、完璧に演じられる噺などない。ただ、アマチュアなりにこの噺をお客様の前で話したいという強い思いがある。落葉をガサッとすくう勇気がある。お客様にお願いしたい。零れ落ちる葉に目を止めるのではなく、手元に残った数枚の葉に注目して欲しい。この人は「これ」を見せたくて、「これ」を伝えたくて高座に上がっている、そんな思いを見て欲しい。
今回は趣向を凝らして「チーム対抗演芸合戦」です。お客様にもお手伝い頂き、どちらが面白いか勝敗を決めようという企画です。ご多忙の折とは存じますが、ぜひご来場いただきますようご案内申し上げます。皆様のお越しを心よりお待ち致しております。               
『吠える狸の落語会』メンバー一同

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プロフィール

千壱夜舞歌(せんいちやまいか)

Author:千壱夜舞歌(せんいちやまいか)
落語を趣味で楽しんでいるだけのもの。
プロの落語家さんとは全く異なる修業もしていない、ただの素人です。
『登場人物に虎がいれば虎柄、金魚がいれば鱗柄の着物で出るビジュアル系。
 関西出身・上方落語。』

普段は公民館などで無料で落語を披露させて頂いています。
下は華やかな舞台に出演させていただいた記念に、1つだけ貼らせてください。

【地獄八景亡者戯(前半)】

※三味線は夫。太鼓は夫の従姉妹。

◆米朝師匠の好きな言葉
<その1>
噺家になったのは好きやからということもありますが、一人でやる芸で、衣装も大道具もメーキャップもなしで、それでいてドラマのような世界が描ける、それに魅力を感じたからです。
私の描いた世界と、受け手の世界が一致する。そのときは冥利を感じます。

<その2>
「あんたには、それが見えてなはんのか?あんたに見えてないもんは、お客さんにも見えませんのやで。」

◆自分から自分へ
腹を括れ。落ち着かないと半人前以下。

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