寄席キットあれこれ ⑥エレキ三味線
<エレキ三味線>以下は裏方 旦那はん記載です
エレキ三味線は、最初は練習用三味線を作成し、その延長線上で作ったものです。
先ず、三味線は値段が高く、また入手出来たとしても三味線はとても音が大きいのでマンションの様な集合住宅ではなかなか弾けない=練習が出来ないのです。
次に、前記の通り、三味線は結構高いので、ネットーくション(ヤフオク)を調べてみたところ、良い材質を使ったものや、細工が凝っているものは当然に高額なのですが、皮の破れたものであれば、比較的良い材質を使った三味線でも1,000〜2,000円程度で買えることが判りました。
また、皮(張替)も結構高い、というのが判ってきて、その皮も湿気等の関係で簡単に破れることもあるらしい、ということが判ってきました。
そこで、先ずは皮の破れた三味線を500円で購入して、忍駒という、皮が破れていても使える駒を入手して練習用の三味線を作りました。(忍駒とは、通常の駒が皮の部分に乗せるのに対して、胴の枠に部分に渡す=駒が皮に接触しない形とすることで、三味線の音量を下げる為の駒です)
ところが、三味線を弾く方ならご存知だと思うのですが、この忍駒という駒は、バチを持つ手(小指と薬指)の邪魔になって使い辛く、止む無く駒の部分を自分で工夫することにしました。
そこで、以前入手したギターに使用する木材の切れ端を、駒の位置に金具(6個で750円)で固定しました。
(木材は、確かスプルースかマホガニー辺りだったと思います。
尚、木材を直接接着等で固定したかったのですが、胴体が非常に固くて加工が出来ないので諦めました)
また、バチの先が胴の部分に当たるところ(通常はバチシールが貼ってある部分)にも、同様に切れ端を固定し、クッションとして薄いゴム(200円位?)を貼りました。
これで練習用(あくまで集合住宅内が前提になりますが)としては十分な三味線が完成したのですが、日々練習しているうちに「もう少し良い材質がいいかも?」「エレキに出来るかも?」という悪い虫が起きてきて、皮の破れた紅木の三味線を2,000円で入手して、同じ様に改造、加えて、駒の部分の裏側にアコースティックギターに使用するピエゾマイク(700円+ひっつき虫400円)を装着してみました。
サンプルの音源「えれ三味Sample_1.MP3」を聞いて頂くとお分かりの通り、一応はクリアな音が出ており、掛けた費用の割には、比較的簡単に音が出ました。
が、材木の種類が合わなかったのか、金具で固定したのがダメなのか、ピエゾの種類が合わないのか、ピックアップの位置が悪いのか、丸みのあるウクレレの様な音になってしまっいました。
とは言え、最近は便利なものが色々とありますので、アコースティックギター用のプリアンプでちょっと調整してみました。(「えれ三味Sample_2.MP3」。ちなみに、音色の話なので、演奏の腕前は聞かないことでお願いします・・・<汗)
ですが、プリアンプでの音の調整はこれが限界で、まだまだイマイチの音なんです。
そこで、今度は駒の裏側に着けたピックアップを表に付け替えてみました。
ギターでは、表に貼るタイプと裏側に貼る対応と両方ありますが、裏側の方が多く見受けられるので、今回も先ずはそうしてみたのですが、ネットで調べてみると皮そのものに貼ったり、特にあるHPでは端の方に貼って木の部分にも重ねる、と書いてありましたので、材木の表側に貼り直してみました。
すると、だいぶいい感じになってきました。(「えれ三味Sample_3.MP3」)
また、裏側に着けた時ほどは強くかけていませんが、プリアンプで軽く音を触ってみると、結構いい感じの音になってきました。(「えれ三味Sample_4.MP3」)
まだまだ、木材の材質や、プリアンプの設定、等、研究の余地はありそうなのですが、取りあえず個人的に満足のいくレベルになったので、ここでちょっと一休み。
つづく
画像と音源↓
エレキ三味線は、最初は練習用三味線を作成し、その延長線上で作ったものです。
先ず、三味線は値段が高く、また入手出来たとしても三味線はとても音が大きいのでマンションの様な集合住宅ではなかなか弾けない=練習が出来ないのです。
次に、前記の通り、三味線は結構高いので、ネットーくション(ヤフオク)を調べてみたところ、良い材質を使ったものや、細工が凝っているものは当然に高額なのですが、皮の破れたものであれば、比較的良い材質を使った三味線でも1,000〜2,000円程度で買えることが判りました。
また、皮(張替)も結構高い、というのが判ってきて、その皮も湿気等の関係で簡単に破れることもあるらしい、ということが判ってきました。
そこで、先ずは皮の破れた三味線を500円で購入して、忍駒という、皮が破れていても使える駒を入手して練習用の三味線を作りました。(忍駒とは、通常の駒が皮の部分に乗せるのに対して、胴の枠に部分に渡す=駒が皮に接触しない形とすることで、三味線の音量を下げる為の駒です)
ところが、三味線を弾く方ならご存知だと思うのですが、この忍駒という駒は、バチを持つ手(小指と薬指)の邪魔になって使い辛く、止む無く駒の部分を自分で工夫することにしました。
そこで、以前入手したギターに使用する木材の切れ端を、駒の位置に金具(6個で750円)で固定しました。
(木材は、確かスプルースかマホガニー辺りだったと思います。
尚、木材を直接接着等で固定したかったのですが、胴体が非常に固くて加工が出来ないので諦めました)
また、バチの先が胴の部分に当たるところ(通常はバチシールが貼ってある部分)にも、同様に切れ端を固定し、クッションとして薄いゴム(200円位?)を貼りました。
これで練習用(あくまで集合住宅内が前提になりますが)としては十分な三味線が完成したのですが、日々練習しているうちに「もう少し良い材質がいいかも?」「エレキに出来るかも?」という悪い虫が起きてきて、皮の破れた紅木の三味線を2,000円で入手して、同じ様に改造、加えて、駒の部分の裏側にアコースティックギターに使用するピエゾマイク(700円+ひっつき虫400円)を装着してみました。
サンプルの音源「えれ三味Sample_1.MP3」を聞いて頂くとお分かりの通り、一応はクリアな音が出ており、掛けた費用の割には、比較的簡単に音が出ました。
が、材木の種類が合わなかったのか、金具で固定したのがダメなのか、ピエゾの種類が合わないのか、ピックアップの位置が悪いのか、丸みのあるウクレレの様な音になってしまっいました。
とは言え、最近は便利なものが色々とありますので、アコースティックギター用のプリアンプでちょっと調整してみました。(「えれ三味Sample_2.MP3」。ちなみに、音色の話なので、演奏の腕前は聞かないことでお願いします・・・<汗)
ですが、プリアンプでの音の調整はこれが限界で、まだまだイマイチの音なんです。
そこで、今度は駒の裏側に着けたピックアップを表に付け替えてみました。
ギターでは、表に貼るタイプと裏側に貼る対応と両方ありますが、裏側の方が多く見受けられるので、今回も先ずはそうしてみたのですが、ネットで調べてみると皮そのものに貼ったり、特にあるHPでは端の方に貼って木の部分にも重ねる、と書いてありましたので、材木の表側に貼り直してみました。
すると、だいぶいい感じになってきました。(「えれ三味Sample_3.MP3」)
また、裏側に着けた時ほどは強くかけていませんが、プリアンプで軽く音を触ってみると、結構いい感じの音になってきました。(「えれ三味Sample_4.MP3」)
まだまだ、木材の材質や、プリアンプの設定、等、研究の余地はありそうなのですが、取りあえず個人的に満足のいくレベルになったので、ここでちょっと一休み。
つづく
画像と音源↓